其の二「まさか私が・・・がん宣告を受けるまで」
若い頃から病気とは無縁。体力も自信満々だった。
自営業ということもあり、健康診断なんて受けた事はなかった。
夫のデザイン業の手伝いをしながら、
趣味は40歳から始めたクラシックバレエとジム通い(ヨガもジムでやってました)
ところが47歳半ば頃から、体に異変が起こり始めた。
疲れる、駅の階段を上るだけで心臓がバクバクする。
足がむくむ、ふくらはぎを指で押すと皮膚が戻ってこないほどのひどいむくみ。
心臓が悪いんだろうかと救心とか飲んでみたりもした・・・
お腹の調子はわりといつもゆるいほうだったので、気にならなかった・・・
当然、バレエもヨガも運動は全て出来なくなってお休み。
夫も娘達にも「おかしいよ、病院へ行って検査してみなよ」と言われ、
しぶしぶ、事務所近くのクリニックへ行ってみる事にした。
2008年2月某日
初日はとりあえず血液検査と問診のみで帰宅。
また来週検査結果を聞きにいき、どんな検査が必要か相談しましょうとのことで、帰宅。
しかし、2~3日過ぎたころに、突然クリニックから電話があり、
「今すぐ来て下さい」とのこと。
今でも覚えてるけど、撮影に使う小道具「作業着」を探しに新宿萬年屋にいた時だった。
なんだろうと思いつつも、とりあえずクリニックへ直行した。
「今すぐ入院してもらいたい。ひどい貧血状態です。普通の半分以下の数値です。
いままでよく普通に生活してましたね」
貧血?そんなバカなとびっくりして、急に怖くなってきた。
入院なんてそんなに急にできないので、絶対無理しないを条件に鉄剤を飲みながら、
とにかくどこから出血してるのか早急に調べるため検査予約を・・・
夫には「なんだか大変なことになった・・・ごめん・・」と電話した。
そのときから、どんなに心配かけたんだろう・・・
最初は胃カメラ。
人生初の胃カメラにげぇげぇと涙を流しながら終えるも、異常なし、ということで、とりあえずほっとした。
より正確な血液検査も受けたが血液の病気の可能性もなく、この貧血は生理のせいで、案外なんでもなかったりして、と楽天的にすらなっていた。
そして、次は大腸内視鏡。
全てが人生初体験。
前夜に下剤を服用することと、検査が朝から一日かかるとのことで、その日は事務所へ泊まった。
その夜、異変がおきる。
冷や汗が出るほどの激痛でほぼ一睡もできず、翌朝クリニックへ。
なんだかちょっとこれは大変な事になったのかもしれないと、その時初めて不安がよぎった。
検査が出来る状態(腸が空っぽの状態)になっても腹痛が激しいので、
麻酔をして検査をする事になった。
麻酔から目覚めたとき先生が
「すぐにご主人を呼んでください」と・・・
夫を待つ間、CTも撮る事になった。
あぁ、これは大変な事になってしまったんだ、どうしようどうしよう・・・
深刻な顔の先生の口から
「下行結腸に大きな腫瘍があります。大腸がんに間違いないと思われます。
カメラが入って行かないほど大きなものでした。
すぐに大きな病院で検査してください。」
私達二人は目の前が真っ暗になった・・・
なんで?私が大腸がん???
問診でも便秘はしていないとのことで大腸は大丈夫かなと言ってたのに・・・
お腹がいつもゆるいから気がつかなかったのか・・・
絶望的
という状態を二人して初めて味わった。
その日から、「がん」との長い付き合いが始まった。
Next yoga
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