リシケシでの街での移動はほぼ徒歩だが、滞在したTapovan地区から隣の橋Ram jhula方面やオールドマーケットへはオートリクシャーという三輪バイクみたいな乗り物での移動になる。
あまり写真を撮ってなかったけど、こんな感じの乗り物で、なんと定員は10人。詰め込めるだけ詰め込んでの発車となる。
料金はだいたい隣の橋地域までが10ルピー、オールドマーケットまでは20ルピーだそうだけど、外国人と見るとふっかけてくる。ほぼ毎回ともちゃんが料金交渉をしてくれたので私たちは地元価格で安全に乗ることができた。
このリクシャーの乗り心地はまさにアトラクション状態。扉などないので振り落とされないようにしっかりつかまっている必要があるし、スピードが出ないながらもインド走りだ。かなりスリリングで初めて乗った時はキャーキャー騒いでしまった。
ガンジス川反対側での移動は徒歩。
街にはこのリクシャーと車とバイク、そして工事車両がひしめき合っていて、特にバイクはどんな狭い路地でもクラクションをかき鳴らしながら野良牛を丁寧に避けて走っている。交通事故は起きないのだろうか。
今回の旅はアーユルヴェーダのお勉強がメインだったので、リシケシ滞在中殆ど街中で過ごしたが、フリーの最終日、急遽お友達と別のホテルに宿泊する事にした。booking.comで予約したコテージ風のホテルが位置誤情報でなんと街から8キロ離れた山の上だったのだ。ゴパール先生やともちゃんに色々助けていただきならが、タクシーを予約し早朝に6日間お世話になったホテルに別れを告げて旅立った。
が、しかし、前日の雨の影響で途中崖崩れがあり、道が閉鎖されているという。とりあえず名も知らぬ街で待つ。待つ。待つ。
こりゃ長くなりそうだと、みんな車から降りて、草むらで用をたす人、音楽を楽しむ人、景色を楽しむ人、待ちきれず歩いて目的地へ向かう欧米人団体、晴れた朝の新鮮な空気は穏やかで優しく暖かく人々を包み込んでくれた。
私たちも街のカフェ?で朝食をとることに。こんな事がなければ立ち寄る事もなかっただろう。
一期一会。これこそ旅の醍醐味だろう。
みんな行く手を阻まれた運命共同体。そこに人種の違いなど関係ないんだなぁ。
神々しい景色に心奪われて、待つ事3時間、タクシーの運転手さんから「道路が開通するのは午後の3時になるらしいので一旦リシケシに帰りまた夕方連れて行くよ」との報告が…え?え?今まだ10時だしなぁ、となりながらも、もはやこの状況を楽しむ思考が頭に満ちていて、成り行きに任せよう、となる。
しかし、リシケシへの帰路、さっきまで普通に通れた道がまた土砂崩れで大きな石がゴロゴロと道路に転がっていた。ドライバーさんたちが手作業で石をどかしたり、ショベルカーを呼んできたりと怒涛の作業の中、すり抜けるように車は進む。思うに、上で作業してるショベルカーが崖崩れを誘発してるのでは。さすがにこれには驚いた!これは明日帰国だというのにさすがに道路事情が心配になり、リシケシの街中のホテルに変えようと、最初に直談判したホテルにすんなり宿泊する事になった。
これが、またベストチョイスだったのだけど、この話はまた後で。
翌日、本来ならば早朝タクシーでデリーへ向かうところ、長時間の移動も老体にはキツイし道路事情の不安もあるため多少お金がかかっても飛行機で帰ろうという事になり、ホテルのマネージャーさんにチケット手配と空港までのタクシーをお願いした。
こういう交渉をご一緒した美紀さんが堪能な英語で全てやってくださったのだ!本当にありがとう。もう本当に今回の旅は感謝しかない。
翌日、ゆっくりと朝シャワー、朝ヨガ、ブランチ、リシケシでの日々を惜しむように楽しんだ後、タクシーにてデラドゥン空港へ。荷物の重さ制限は二人ともオーバーしていたが追加料金は何故か取られなかった。
デリーの国内線ターミナルと国際線ターミナルはかなり離れている。シャトルバスが運行していて、35ルピー。このスペースシャトルみたいなオブジェはなんだろう?車中束の間、デリーの街を楽しみながらいよいよ日本へ向けてのフライトだ。
デリーの空港はとてもきれい。30年以上前、新婚旅行でスペインにフリーの旅をした時トランジットで立ち寄った時とは大違いだった。快適ではあるけれど、なぜか少し寂しく感じた。
しかし、気に入られてしまったのか中々インドは私たちを帰してくれなかった。
電気系統のトラブルということでなんと飛行機に中に3時間以上閉じ込められたのだ。この時も映画が一本余分に観れるかなぐらいの気持ちでゆったりとイラつく事なく流れに身を委ねるのみだった。
最終段階で「これから燃料をチャージするので、全員シートベルトを外してお待ちください」との機内放送があり、後ろに消防車が待機していたのを見た時、ちょっと怖かったけど。
隣のスリランカ人のおじさんは英語もそんなに堪能ではないようで状況が分からず不安がっていた。私の拙い英語と身振り手振りで状況を説明してわかってもらえたみたいで良かった。
短い夜が明け、再び太陽の光に包まれて、高知桂浜上空。
隣のおじさんも飛行機からの景色マニアみたいで写真をいっぱい撮って見せっこする。行きに私が撮った富士山上空からの写真に感動してくれた。
最後、こんな可愛らしい写真が撮れた。
丸い虹の真ん中に写るのは載っている飛行機の影かな。
虹に包まれた私たちは、インドの愛とエネルギーを胸に日本のそれぞれの場所へ帰っていった。
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