二十四節気ヨガ 「穀雨 牡丹華」

穀雨 牡丹華(ぼたんはなさく)
牡丹の花が咲く頃
百花の王と呼ばれる大きく華やかな牡丹の花

牡丹の花というと中国宮廷をイメージします。
昔「蒼穹の昴」シリーズにのめり込み、実際に北京へ旅したことがありますが、
中国では装飾や絵画などにも、
宮廷の女性の衣装や髪飾りにも牡丹の花があしらわれているものも多いですね。

有名な
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
という言葉、美しい女性の振る舞いを花に例えたものの奥に深い意味もあるのです。
これらの花が全て漢方薬でもあり、
女性の美と健康に役立つものなのです。

芍薬には筋肉の緊張を緩め肩凝り、頭痛、生理痛などに効果があり、
貧血の改善にも役立ちます。
芍薬甘草湯は頭痛、肩こり、生理痛の改善に、
当帰芍薬散は生理不順、貧血、PMS(月経前症候群)、更年期障害の改善につかわれます。

牡丹は根っこの皮を用い、牡丹皮と言い、瘀血、血の停滞を改善し、熱を下げ、炎症を抑える効果があります。
大黄牡丹皮湯は血行障害や瘀血、生理痛の改善に使われます。

百合(びゃくこう)は百合根、鱗茎の鱗片の部分を用います。
中医学では百合病(びゃくこうびょう)という
うつ、摂食障害、不眠症などの症状緩和に使われます。
消炎、利尿、鎮静のほか、精神安静、産前産後の鬱や更年期障害にも使われます。

今日は婦人科系症状、生理痛などを緩和するポーズ、
合蹠のポーズ「バッダコーナアーサナ」です。
バッダは固定する、コーナは角の意味で、
足の裏を合わせ股関節の角度を固定することで股関節を柔軟にします。
骨盤周りの筋肉をほぐして血流を良くし、
下腹部の臓器の働きを良くする効果があります。
股関節が開き辛い場合や骨盤が立たない場合は
このように両足の下に座布団やブランケットを丸めたものを入れて
リラックスできるようにしてみましょう。
仰向けで寝た合蹠のポーズ「スプタバッタコーナアーサナ」
は産前産後にも適したポーズです。









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