夏至 乃東枯(なつかれくさかるる)
季節が巡ると、気がつくのは毎年のように同じようなことを繰り返していること。
この時期は野菜の種類も豊富ですので、
色々やることが多くて忙しいです。
作らなくても良いのですが、
見つけるとつい、また今年もこの季節がやってきたのか、と手に取ってしまうのです。
写真はわらびの塩漬けです。
わらびは子供の頃、父と母が山のように取ってきて山菜ご飯やお味噌汁、おひたしにして食卓に上がったのを覚えています。
塩漬けにするまでもなくすぐ食べてしまいそうなのです。
この時期はらっきょう漬けもやりたくなります。
こちらは少しずつ、塩漬けと甘酢漬けです。
こんなことをやりながら思うことは、
時代が変化していっても、基本的にはあまり変わらないということ。
色々な流行り廃れがありますが、
根本はほとんど変わらないのです。
そう思ったら、とても気が楽になる気がしますね。
和食だけでなく、世界中の色々な美味しいものを食べられる機会がある日本では、
このような保存食的和食に馴染みがない人も増えていると思います。
嫌いな人もいるかもですね。
でもコロナの感染拡大が、色々なことを考えるきっかけになった気がします。
当たり前のように海外から輸入していた食材は
当たり前ではなく、とてもありがたいことだったのだと知り、
その食材の育った環境や作ってくれた人たちの努力の汗を深く感じます。
そして日本に昔から育つ食材も、
その季節にありがたく収穫させていただき、
大切に保存してゆっくり味わっていただくという
昔から当たり前に行っていたことを見直すきっかけにもなっているのではないでしょうか。
このわらびもらっきょうも地元の農協で購入したものですが、
わらび採りは行ってみたいですね。
わらびは和食以外にも、パスタやピザにも合いますし、
らっきょうは細かく刻んでマヨネーズと和えたら
和風タルタルソースにもなります。
鉢植えのバジルがたくさん葉をつけたので
にんにくとオリーブオイルとアーモンドでジェノベソースを作りました。
今ではイタリアンも当たり前なお料理となりましたが、
流行り出した20代の頃、
にんにくとオリーブオイルの香りが衝撃的だったのを覚えています。
このジェノベーゼを応用して、
大葉とピーナッツでやってみたこともあります。
春菊など香りの強い野菜でも美味しくできるかもですね。
古くから伝わるものを守りつつ、
新しい知識と融合して、
成長していく、
食に限らず、全てのことがそのようにつながって
今があるのですね。
Next yoga
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