春分 桜始開(さくらはじめてひらく)
桜の花が咲き始める頃
今年の桜は早いですね。
昨日の千鳥ヶ淵と靖国神社は満開でした。
靖国神社の標本木の桜も満開。
去年の桜の時期はちょうどコロナ禍の始まり、
世界中に不安と暗い気持ちが広がって、満開の桜が悲しく感じたものでしたが
今もコロナ禍から抜け出せずにいるのに、
なんだか街全体が去年より明るい雰囲気に包まれている気がします。
ワクチン接種の目処が立っているからでしょうか。
それとも慣れなのでしょうか。
人間はこうやっていろんな状況をくぐり抜け、慣れて対応する事を覚えて、
生き抜いてきたんでしょうね。
人間だけではなく、全ての生命が過酷な状況を乗り越えて、
生き残る道を見つけて命が繋がれているのでしょうね。
コロナウィルスも歴史的に見たら、ほんの1ページに過ぎず、
一瞬の出来事なのかもしれません。
しかし、私たちはそんな状況を必死に生き残る術を模索して、
命を繋いでいます。
生命はずっとずっと太古の昔から、
生まれたその瞬間から、
過酷な環境でも死が訪れるまで生き抜くという当たり前な事を繰り返してきたのです。
だから今のこの世界があり、
今の生活があり、
そこに私たちが存在できているのです。
桜を眺めながら、そんな事を感じ、
今ここに存在しているものは、
桜も、ほかの木々も、鳥も、私たちも、
何もかも、
いずれは消えてしまう、
だから儚くも美しいのだなぁと感じるのです。
今を生きる、今を見つめる、今ここにある事を感じる、
ヨガをやっている時、そんな時間にしたいと常に思っていて、
レッスンの中でもそのような言葉を口にします。
私たち人間の思考は殆どが過去の思い出、後悔、
そして起きてもいない未来への心配が占めていると言われています。
たしかに自分の思考を思うと、
あの時ああだった、こうすればよかった、とか、
明日はどうしよう、この先の人生はどうなるの?
など、思考が今現在にない事を自覚します。
人間特有のものなのでしょうが、
結局のところ、
過去の後悔も未来への不安も、
思っても仕方のない事だと気付きます。
なので時にはゆっくり目を閉じて、
今、自分の体の中で起こっている事のみに注目する時間を作ってあげる
それがとても大切なことのように思います。
瞑想や座禅、マインドフルネスなどは
後悔や先回りの思考を手放して、
今生きているこの命、息づかい、心臓の鼓動、気血津液の流れ、
そして、ほかの命や存在との触れ合いを感じる時間だと思います。
人間特有の悩み多き思考の壁を取り外して、
ただの一個の生命として存在してることだけを楽しむ時間、
桜を眺めながらそんな時間を過ごしたいなと思います。
Next yoga
自分らしく輝く 彩り豊かな人生を歩むために NEXT YOGA は少人数制でアットホームなヨガ教室です。 お一人様お一人様をしっかりとサポートいたしますので、 初めての方も安心してヨガを学んでいただけます。 【多摩境教室】【曙橋教室】 その他、企業様への出張ヨガレッスンも受付ておりますのでお気軽にご相談ください。
0コメント