二十四節気ヨガ 「雨水 霞始靆」

霞始靆(かすみはじめてたなびく)
春霞がたなびく頃

春が一気に訪れたような週末、
冬のキリッと引き締まった空が徐々に緩み
春のかすみが薄く寒さを包み込むように広がっていきましたね。

写真は去年、春霞に包み込まれている桜です。

春霞 たなびく山の桜花 見れども飽かぬ 君にもあるかな

こんなロマンチックな歌を思い出しました。
春霞がたなびく山に咲く桜はいくら見ていても飽きることがありません。
同じように、貴方に逢い、貴方を見つめることは飽きることがないのです。

こんな歌をプレゼントされてみたいものですね。
今年の桜は早そうです。
まだ、わいわいと賑やかにお花見は叶わないでしょうが、
春霞の中、大切な人を思い浮かべて、桜を愛でるのが楽しみですね。

先週末に、新しいコミュニティツール、clubhouse にて
夜のヨガニードラ会をやらせていただきました。
音声のみのアプリでしかも、今のところiPhoneのみの対応ということで、
ご参加いただけなかった方もいらっしゃったので、
今日はヨガニードラのことをざっくりとお伝えさせていただきます。

ヨガニードラはこのように屍のポーズ、シャバアーサナで行っていただくのが一般的です。
寝た姿勢が不可能な状態であれば、椅子に座ってくつろいだ状態でも構いませんし、
実際にお布団の中に入っていても、
クッションやブランケットなど駆使して、
ご自身の楽な、くつろげる姿勢で行っていただいても大丈夫です。

楽な姿勢で、穏やかに呼吸しながら、
声の誘導、インストラクションに身を任せて、
無意識に抱え込んでいる慢性的な脳の緊張を解き放ち、
体全体をリラックスした心地良い状態に戻していきます。

伝統的なヨガニードラはスワミ・サッティヤナンダ師によって編纂されました。
深い話はここでは触れませんが、
ストレスを抱えやすい情報化社会の中、
さらにコロナ禍によるストレスで心が疲弊している今、
このヨガニードラという脳を休息させる手法、
真のリラックス状態に戻すヨガがこの時期にとても必要で役立ってくれると思います。

体の各部分に意識を向けてちからを手放していくボディースキャン、
呼吸に意識を向けていくこと、
自律神経を整えていくこと、
イメージに気づきを向けるビジュアリゼーション、
そんな内容をインストラクションしていきます。
ヨガの解剖学的考え方として、このように人間の体を五層に捉えたものがあります。
微細な中心核の生命エネルギー、真我を
複数の層が重なり合い包み込み、互いに影響しあって全体を構成しています。

ヨガニードラでも流れとしては外側の層から緊張を解いていき、
内側へとそのリラックス感を伝えていきます。

ヨガニードラは体を動かす必要がないので、
病に伏している方も行っていただけます。
私は突然に夫を亡くした失意の中にいた時、
このヨガニードラに癒された経験があります。
心の平安にもとても役立つヨガだと思います。

心に春霞にたなびく桜の花をイメージして、
大切な人を思い浮かべて、
体の真から寛ぎが広がりリラックスできたら良いですね。

昨年はオンラインにてヨガニードラのワークショップを開催いたしました。
今年もまたお伝えできたらと思っております。

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