ひと雨ごとに少しずつ少しずつ秋を感じられるようになってきました。
「白露 鶺鴒鳴」セキレイが泣き始める頃
我が家の前の川の木々には鳥たちが舞い降りてきます。朝、そよぐ川の流れの音に鳥たちの鳴き声が重なり始めると心地よい目覚めを迎えられます。
その中にセキレイの歌声も混じっているのでしょうか。
聞き分けられるようになりたいものです。
セキレイは別名「恋数え鳥」と言うそうです。
「古事記」が由来で、夫婦になった伊佐那岐と伊佐那美がセキレイの求愛行動から子作りを学んだと言う微笑ましい言い伝えがあるそうです。
そろそろ夏掛けの薄い布団やタオルケットだけでは肌寒さを感じる日もあり、秋冬の準備を始める時期でもあります。
体も同じように秋を迎える準備が必要ですね。
秋の経絡は肺大腸
五行表を初めて意識してみたのは大腸がんを患いセカンドオピニオンで中医学の先生の元で受診した頃でした。その後肺への転移があったとき愕然としました。呼吸器の肺と消化器下部の大腸が関係していることを身をもって知ってしまった感覚になりました。
肺は大気中の清らかな気を体に取り込み、汚れた気を外に出す役割の他、脾から受け取った気や津液を身体中に届ける宣発という作用と、体内で代謝された津液や栄養分を下に下ろす粛降という作用を行なっています。肺の機能が低下し粛降作用も低下すると大腸の蠕動運動が低下して便秘になったり、便秘をすると汚れた気が経絡を通じて肺に影響し、肺と関係のある皮膚にも影響して肌荒れの原因になったりもします。
密接な関係にあるのですね。
この時期に取り入れたいヨガのポーズは胸を開き呼吸をしやすい状態にして肺を丈夫にする、ということで、今日は
上向きプランク「プールボッターナーサナ」です。
体の前面、胸を開きます。
デスクワークなどで猫背になりがちな姿勢を改善し、胸の筋肉もストレッチする効果もあります。
また手の親指側(橈骨側)を通る肺大腸経が伸びるので気の通りもよくなります。
このポーズをキープすることにより体幹の筋肉の強化にもつながります。
寒くなる季節の前に、胸を開き体に必要な筋肉を整えていくヨガを行なっていきましょう。
Next yoga
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