小満 紅花栄(べにばなさかう)
紅花が咲きほこる頃。
写真はアザミですが、野山を彩る色鮮やかな草花が咲き乱れてくる時期ですね。
木の実や果実も実り、保存食を作る季節がやってきました。
ドクダミ茶、柿の葉茶に続き、
昨日は実山椒の下拵えをしましま。
小枝から外すのが一苦労ですが、
香りを楽しみながらひと粒ずつ外して、きれいに洗い、
たっぷりのお湯で茹でます。
実の大きさにもよりますが5〜6分、硬めに茹で、水にさらします。
2〜3回水を取り替えてしっかり水を切ったら出来上がり。
これをちりめん山椒にしたり、
醤油やオリーブオイルに漬けたりします。
オイル漬けはパスタと相性が良いです。
醤油漬けは煮物のアクセント、冷奴、素麺のトッピングにも良いですね。
冷凍保存もできるので、
この時期にしか出回らない実山椒、
見つけたら使ってみてください。
前回、精進料理の基本「典座教訓」教えをご紹介しましたが、
食材と向き合う時は自分の瞳のように大切に扱い、
親が子を育てるように愛情を持って作る、
アーユルヴェーダでの調理でも同じような教えがあります。
「調理をする時はサットヴァな心で向き合う」
純粋な安定した平和に満ちた心、
瞑想状態のような落ち着いた心で食材と向き合う。
ヨガ、アーユルヴェーダでは心の性質を3つに分類しています。
・サットヴァ
純粋、調和、安定
・ラジャス
激動、動性、情熱、心が荒い
・タマス
怠惰、不活発、無知
常にサットヴァな状態でいられたら良いのでしょうが、中々そうもいかず、
この3つの状態を行ったり来たりしているのが人生なのかもしれませんね。
でもせっかくこの季節にしか巡り会えない食材と向き合うのですから
イライラしたりつまらなく作業したりせず、
幸せを感じながら平和な心で感謝しながら作りたいですね。
とはいえ、食事の支度をしているときは、
特に子育て中やご家族が多い場合など戦場のようだったりします。
私も実際そんな時代を過ごしてきました。
毎食、毎日のことですので、細かいことは気にせず、
今日は心穏やかに料理ができたなぁという日が時々あればよしとし、
自分なりの心穏やかになる調理の仕方を作っていけば良いのだと思います。
慌てたり、イライラしたり、やる気を無くしたら、
深呼吸して、空でも眺めてみましょう。
今日は皆既月食でしかも月が一番大きく見えるスーパームーンだそうです。
こんなうれしい天からの贈り物も時々届くのですから。
心穏やかに月を楽しみたいですね。
三日月のポーズ「アンジャネーヤアーサナ」
胸が開き前向きになれるポーズです。
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