霜降 霜始降花(しもはじめてふる)
山里に霜が降りるころ、霜を警戒するころです。
朝晩徐々に冷え込んできて、そろそろ紅葉の便りも北の方から届くようになりましたね。
12月の初め頃まで美しい秋のグラデーションを追い求めて旅が出来たら良いですね。
オンラインヨガレッスンで毎週日曜日に開催している二十四節気ヨガでは、オンラインの特性を生かし、
このような資料をお渡しして、季節に沿った内容をお伝えしています。
私も勉強中の身ですので、覚えたことを図にしたり、書き出したりして、
皆様と一緒に学ばせていただいています。
下記は前の時候「寒露」にお渡しした資料で四総穴の事に少し触れたので、
ブログにも載せておきたいと思います。
古典的な鍼灸のツボ「四総穴」は体を四つの部分に分けて各部を主治する経穴で、
この四つで体全体をカバーできる効果のある経穴と言われています。
「肚腹三里留 腰背委中求 頭項尋列缺 面口合谷収」
(とふくさんりにとめ、ようはいいちゅにもとむ、ずこうれっけつをたずね、めんこうごうこくにおさむ)
古い中国の医学書(鍼灸聚英)にこのように書かれているそうです。
足三里(胃経)お腹の病:脛骨、腓骨間3寸下
委中(膀胱経)腰、背中の病:膝の裏
列缺(肺経)頭、首の病:長短母指外転筋手首より1.5寸上
合谷(大腸経)顔、目、口の病:第二中手骨中間
委中はレッスンの中でもよく使うツボで、片方の足の膝裏を反対足膝頭にトントンと打ち付けマッサージすると、腰と股関節の動きが良くなります。
この中の列缺と合谷は共に秋の経絡、肺経大腸経上にあります。
手の親指人差し指の間にある合谷は特に刺激しやすく、指ヨガでも念入りにマッサージする部分です。
合谷は万能のツボとも呼ばれていますが、顔、口や目のトラブルによく効くそうです。
昔、夫の仕事の手伝いでデザインの助手をしていた頃、マウスを握りパソコンと睨めっこしていると、
この合谷の付近が凝り固まり、気がつくと自然と自分でほぐしていました。
人差し指(第二中手骨)付近、親指との間には細かい筋肉が入り組んでいて指先の細かい動きを生み出しています。
(手の甲側から、第一背側骨間筋、母指内転筋、母指対立筋など)
二足歩行をすることにより手が自由に使えるようになった人間は、
手で細かい作業をするから大脳新皮質が発達して、
さらに細かい作業から色々なものを生み出していくループのような状態で進化していきます。
そう考えると、手の作業の起点とも言える親指人差し指の付け根付近の刺激は
新しく育とうとしている脳への刺激にもつながり、
逆に使い過ぎ、酷使のしすぎは顔や目のトラブルにもつながっていくのですね。
集中して頑張っている時、細かい作業を行なっている時、無意識に歯を食い縛り負担をかけています。
合谷が歯の痛みにも効果があると言われているのは、そんな手と脳の密接な関係からきているのでしょう。
Next yoga
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