二十四節気ヨガ 「秋分 蟄虫坏戸」

秋分 蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ

虫たちが冬ごもりの支度を始め、土の中に隠れて入り口を閉ざす頃、という時期です。

ここのところ寒い日が続いたので冬掛け布団を用意したり、衣替えの準備をしたり、鍋物や暖かいスープが恋しくなりました。しかしお天気が回復すると、まだまだ日差しは夏の名残がありカラッと気持ちよく澄んだ空気に虫は大合唱ですね。今年異常繁殖したと言われているカメムシが網戸にくっついていたりします。

一雨一度、一雨ごとに気温も一度ずつ下がって秋が深まり、季節が移っていきます。


今年の冬は寒い、との長期予報を耳にしました。年齢とともに暑さも寒さも苦手になってくるような気がしているので寒い冬と聞くと身構えてしまいます。

なので、今日はすぐに体を暖かくするヨガをお伝えしたいと思います。


体の脂肪を燃やして熱を生み出してくれる「褐色脂肪細胞」がある部分を動かしていきます。

脂肪には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があり、大半の脂肪は白色です。白色脂肪細胞は食事から得た余分なエネルギーを蓄え体を保護する働きがあります。

一方、褐色脂肪細胞は運動刺激、寒冷刺激、食事をした刺激により交感神経が優位になりノルアドレナリンなどが分泌されて、脂肪を分解し熱を生み出す働きがあります。生まれたばかりの赤ちゃんにはこの褐色脂肪細胞がとても多くありますが年齢とともに減っていってしまいます。


この褐色脂肪細胞が多く集まっている肩甲骨周りを動かしてあげることにより、エネルギーが生まれて体も温まります。また燃焼することによりダイエット効果も高まります。

肩甲骨は天使の羽のように背中に被さるようにありますが、肋骨とは繋がっておらず肩鎖関節で鎖骨とのみ繋がっています。その肩甲骨を支えるように肩甲挙筋、大小菱形筋、僧帽筋など色々な筋肉が集まっています。

肩甲骨、鎖骨ごと腕を回したり肩を動かしてあげることにより、これらの筋肉もほぐれてその周辺にある褐色脂肪細胞も刺激されエネルギーが生まれ温かくなるのです。

秋の経絡肺大腸経も刺激しつつ、

肩甲骨を引き寄せ肩の可動域を広げるヨガポーズの一つ

ヨガ象徴のポーズ「ヨガムドラ」Sealing Pose

足は正座でも蓮華座でも、座りやすい形で行いましょう。

手を後ろで組んで、肩甲骨をなるべく引き寄せ体を傾けて腕を持ち上げていきます。褐色脂肪細胞のある部分を刺激して脂肪を燃焼させ体を背中から温めていきます。また肩の可動域が広がることにより肩凝りの解消にもつながります。

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